日時 |
物質名 |
原因 |
概要 |
詳細 |
1998年9月24日 |
アルキルアルミニウム、苛性ソーダ、ヘプタン |
可燃性物質の爆発 |
アルキルアルミニウムの運搬用コンテナを清掃したとき、残存していたアルキルアルミニウムが苛性ソーダ溶液と反応した。これが原因でコンテナは破裂してヘプタンのパイプラインが破壊された。放出されたヘプタンは引火して建物が燃えた。従業員2名が大やけどを負い、そのうち1名は死亡した。 |
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1998年9月16日 |
三塩化リン |
刺激性、腐食性化合物の漏えい |
化学工場で、貯蔵タンクに三塩化リンを移送中にこの化合物が鉄製のタンクの底から漏えいした。漏えい物は地面の水分と反応して塩化水素の蒸気雲を生成し、同時に別の可燃性物質が生成して引火した。水と泡消火剤を用いて消火しようとしたが塩化水素が水によってさらに発生した。塩化水素雲が市街地へ広がったが途中で消えたので、環境影響は見られなかった。従業員10名が眼の痛み、吐気、呼吸困難を訴えた。事故原因は従業員の作業ミスと推定された。 |
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1998年9月8日 |
過酸化水素 |
爆発性化合物の漏えい |
過酸化水素の入ったコンテナが破裂した。リン酸で安定化させると同時に水で希釈したが、開いたマンホールから過酸化水素が噴出した。原因はアルカリ性の処理液で過酸化水素が分解していたことが考えられる。消防隊員10名が過酸化水素の漏えいによって負傷した。 |
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1998年9月7日 |
プロピレン |
可燃性ガスの漏えい |
ケミカルタンカーに液化プロピレンを積む作業を行ったときに、8.5tが漏えいした。蒸気雲が波止場に沿って流れ、東にある海峡上空に大気拡散した。原因は水圧ポンプの漏れである。 |
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1998年8月22日 |
ガソリン |
可燃性物質の漏えい |
タンク容量11,000m3の浮動屋根タンク上の排出口を通してガソリン8,000tが漏えいした。原因は排出口に溶接不良のためである。防液堤に流出したガソリン全てを回収した。人的被害はなかった。 |
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1998年7月10日 |
(ジアゾ化合物) |
爆発性化合物の分解・爆発 |
革製品用染料を製造する工場でジアゾ化合物による爆発が発生した。断熱ジアゾ化反応を行ったときに、アミン化合物の不純物と思われる結晶性残留物が析出した。この残留物は爆発性ジアゾ化合物であった。反応後の不適切な機械的処理でこの残留物の一部が分解し、反応槽内の残留物の爆発を引き起こした。1名が死亡6名が負傷し、その他5名が一時的なショックを受けた。 |
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1998年6月26日 |
アンモニア |
可燃性ガスの漏えい |
食品製造工場からアンモニア500kgが漏えいした。原因は製造用の冷却装置とアンモニアパイプの間に設置された排出コックが破損したためである。緊急時用の水膜施設のおかげで、アンモニア流出を食い止めることができた。 |
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1998年6月3日 |
メチルt-ブチルエーテル |
人為的なミス |
石油化学工場でメチルt-ブチルエーテル(MTBE)のタンクを洗浄中に爆発が発生した。タンク内に少量のMTBEが残っていることを知っていた作業員が真空ポンプを使ってタンクを洗浄したことが原因で、MTBEに引火して爆発を引き起こした。タンクの屋根が100m飛ばされた。従業員が爆発によって即死した。 |
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1998年4月26日 |
四塩化シリコン |
有害物の漏えい |
シリコン結晶製造工場で、水素の回収精製のカラムから四塩化シリコン200kgが漏えいした。漏えい物は大気中の水分と反応して塩化水素を生成した。駆けつけた消防隊が水を使って塩化水素の蒸気雲を消そうとしたがうまくいかなかったので、南方向の住宅街と国道沿いに広がっていった。環境影響を防ぐために消火水が貯水池に集められ、排水工場で処理された。事故原因は安全弁の開閉システムの故障であった。 |
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1998年3月9日 |
塩化メチル、ヘキサン、イソブチレン |
可燃性物質の漏えい |
パイプラインのメンテナンス作業中に、可燃性物質17tとそのガス(塩化メチル13.5t、ヘキサン3t、イソブチレン0.5t)が漏えいした。原因はバルブの操作ミスで、作業員が必要のない別のバルブを開いてしまったためである。従業員3名が可燃性の有毒液体を浴び、メディカルチェックを受けた。 |
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1998年2月11日 |
- |
残留物または静電気による爆発 |
医薬品製造工場で多目的に使用される反応器に、原料である(RS)-10-[2-(1-methyl-2-piperidyl)ethyl]-2-(methylthio)-phenothiazine hydrochlorideを仕込んでいたところ爆発が発生した。反応器の作業員と他の従業員4名が負傷したが、反応器への被害は小さかった。事故原因は反応器の洗浄が不十分であったため、前の反応の残留物か静電気により爆発が発生したものと考えられた。 |
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1997年12月21日 |
アンモニア |
可燃性物質の漏えい |
アンモニア製造工場で火災が発生した。ガス化の反応器が故障したことが原因で、加熱炉のつば接続部分からガスが漏えいし事故を起こした。従業員2名が軽傷を負った。工場の反応器、コンプレッサー建物、ベルトコンベア、尿素格納設備、肥料貯蔵設備、メンテナンス建物などが被害を受けた。 |
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1997年12月2日 |
酢酸エチル、ニトロセルロース |
溶剤蒸気の引火 |
印刷工場で、従業員2人が酢酸エチルの入っていた混合機にニトロセルロースを入れ終わった瞬間に爆発が発生した。原因は溶剤蒸気が引火して爆発を起こしたためと推定された。従業員13名が重軽傷を負ったが、設備の被害は小さかった。 |
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1997年11月1日 |
(オイル) |
可燃性物質のオーバーフロー |
タンカーから貯蔵タンク(容量1,200,000L)に転送中に、81,121Lが防油堤に流出した。タンク計量計の故障で、オイルがあふれたのが原因である。流出したオイルは回収され、環境影響はなかった。 |
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1997年9月16日 |
キシレン |
可燃性物質の漏えい |
ケミカルタンカーから貯蔵タンク(容量4,000m3)にキシレンを移送するとき、20tが流出した。原因はタンク壁と床の溶接部分に欠陥が生じていたためと推定された。 |
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1997年9月8日 |
(医薬品中間対) |
化学薬品のラベル間違い |
医薬品製造工場で抗ヒスタミン剤の中間体を合成していたとき、爆発が発生した。原因は間違ったラベルのついた化学薬品を反応槽に仕込んだためである。従業員5名が眼と咽喉部の痛みを訴えた。消防隊員50名が消火を行い周辺住民500名が避難した。 |
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1997年8月20日 |
(穀物粉塵) |
粉塵爆発 |
37,150tの貯蔵能力を持つ穀物生産工場で爆発が発生した。サイロ内にたまっていた塵が爆発を引き起こした。従業員11名が死亡、1名が負傷した。事故原因は資材などに問題があったと推測された。 |
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1997年8月19日 |
アンモニア |
原因不明 |
アンモニアを使用した冷凍プラントなど30,000m2の倉庫が燃えた。火災原因は不明だが放火事件とも考えられる。環境影響は少なかった。 |
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1997年7月1日 |
天然ガス |
可燃性ガスの漏えい |
濃度計を取り付けるためタンクの屋根を改造したとき、液化天然ガス19.7tが漏えいした。原因はスチールパイプを切断したときに削りくずが生じたなどと推定される。火災などの被害はなかった。 |
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1997年6月19日 |
潤滑油 |
可燃性物質の漏えい |
潤滑油を製造していた工場で熱交換から火災が発生した。熱交換につないだガスケットから生成物が漏れ出して火災を起こした。負傷者はなかった。火災による損害額は約1,000,000ユーロであった。 |
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1997年5月4日 |
ナフサ |
可燃性の化学薬品の漏えい |
高圧ナフサ(250psi)を低圧用の装置に入れたため、バルブの安全弁が作動してナフサ100〜200tが流出した。現場の4名が負傷した。漏えいしたナフサは防液堤で止められ、泡で覆い漏えいを少なくした。環境影響はなかった。 |
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1997年5月2日 |
塩素ガス、塩化鉄、塩化ナトリウム |
人為的ミスによる配合禁止物の反応 |
廃棄ヘドロの焼却炉で化学事故が発生した。積載物を知らない運転手が、塩化ナトリウム約2,400Lを積んだタンク貨車の移送ホースを塩化鉄の入ったタンクに接続したため、塩化ナトリウムがタンクに流れ込んで反応した。これが原因で熱と塩素ガスが発生した。従業員3名が病院で手当てを受けた。 |
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1997年4月5日 |
次亜塩素酸ナトリウム |
有害物質の漏えい |
製紙工場でパイプが故障したため、次亜塩素酸ナトリウム21m3が河川に流出した。川下4kmにわたって動植物が被害を受けた。 |
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1997年3月15日 |
合成樹脂 |
過熱または火花の発生 |
合成樹脂製造工場で、重合後の樹脂を乾燥中に火災が発生した。原因は過熱、またはスパークが原因で樹脂が燃えたためである。樹脂乾燥プラントが破壊され、生産ロスによる経済的損害が生じた。 |
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1997年2月7日 |
エタノール |
人為的なミス |
ケミカルタンカーから数基の貯蔵タンクにエタノールを移送するとき流出が発生した。船員への作業指示ミスのため、前のタンクへの注入量が少なく、次のタンクに入れたエタノールが多すぎて溢れ出した。流出した20tのうち6tが回収されたが、残り14tの回収はできなかった。火災も負傷者もなかった。 |
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1997年1月28日 |
四塩化チタン |
原因不明 |
四塩化チタンを取り扱う金属精錬工場で設備の洗浄中に爆発が発生した。従業員1名が死亡し3名が負傷した。工場の設備の設計と操作方法に問題があった。 |
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1997年1月24日 |
天然ガス(メタン) |
可燃性のガスの漏えい |
ガス容器に取り付けられたウォーターシールの機能が低下したため、液体天然ガス(メタン)18.2tが漏えいした。メタンガスは地球温暖化の原因となるので環境影響が懸念された。負傷者は工場とその周辺に見られなかった。 |
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1997年1月20日 |
液化プロパンガス(LPG)、メタノール |
ガス爆発 |
液化プロパンガス(LPG)の貯蔵タンクの修理中、内容物が入っていないと思われたタンクで溶接を行ったところ爆発した。原因はタンク内に残留していたLPGと、洗浄用の少量のメタノールに引火したためである。溶接工1名が死亡し、他の5名はショックで軽傷を負った。 |
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1997年1月13日 |
トリエチルアミン |
人為的ミスによる有毒物の漏えい |
充填用バルブを閉めなかったことが原因で液体のトリエチルアミンがタンクから溢れ、ガス浄化塔に流れ込んだ。そのためこの塔の底が破裂し倒壊した。68名が眼と咽喉に痛みを訴え、その内3名が入院した。 |
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1996年12月12日 |
(シリコン化合物) |
原因不明 |
シリコン化合物700kgを製造していたパイロットプラントで爆発が発生した。従業員1名が死亡、3名が負傷した。爆発原因は不明であった。プラントの窓ガラスが割れたがそれ以外には物的損害はなかった。 |
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1996年10月3日 |
エピクロルヒドリン、可燃性ガス |
相性の悪い化合物(エピクロルヒドリンと塩化ナトリウム)の混合による発熱反応 |
ケミカルタンカーから工場の貯蔵タンクにエピクロロヒドリンを移送するとき、爆発と大きな火災が発生した。原因はタンク内に塩化ナトリウムが入っていたため。エピクロロヒドリンが塩化ナトリウムと発熱反応を起こしタンク圧を上昇させ、タンクから漏えいした可燃性蒸気に引火し、爆発を引き起こした。消防隊員6名が有害ガスを吸って入院した。多くの周辺住民は呼吸が苦しく、眼が痛いなどと訴えており、外出しないように注意を受けた。 |
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1996年9月18日 |
ホルムアルデヒド |
有毒薬品の漏えい |
配送施設の貯蔵タンクからホルムアルデヒド溶液約200kgが漏えいした。地域の廃水処理プラントが被害を受け、水路15kmにわたって魚が大量に死亡した。 |
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1996年8月19日 |
アンモニア |
可燃性ガスの漏えい |
スケート場のコンプレッサーが不調だったため、アンモニア250〜500kgが漏えいした。施設内の15名と施設外の36名が負傷した。環境影響があった。 |
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1996年8月5日 |
ニトログリセリン |
人為的ミスによる火薬の爆発 |
一時保管のため、貯蔵タンクにニトログリセリン乳化液を移送中に、機械的ひずみが生じてニトログリセリン約3tが爆発した。現場にいた従業員3名が軽傷を負った。貯蔵設備が完全に破壊され、周辺の建物、樹木も大きな被害を受けた。 |
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1996年7月19日 |
ブタン |
可燃性物質の漏えい |
液化ブタンの充填中、配給事業所で空の球状タンク6,000m3につないだパイプからガスが漏れ出して引火、爆発を起こした。原因はパイプに取り付けられたバルブが自然に開いたためと推定された。やけどした2名を含めて従業員18名が負傷し、やけどした1名はまもなく死亡した。近くの建物、ガス充填の建物が大きな被害を受けた。120m先の事務所の建物の壁にひびが発生し、窓ガラスが割れた。 |
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1996年7月17日 |
三酸化硫黄、硫酸 |
人為的なミス |
排出用タンクに水を注入して洗浄したとき、三酸化硫黄貯蔵プラントの硫酸ミストが漏えいした。排出タンクに少量の三酸化硫黄が残っていたことに気づかず注水したのが原因である。工場長が手にやけどを負い、工場外では10名が眼の痛みと呼吸が苦しいことを訴えた。酸化硫黄約1,576kgが流出し、45日間、工場の運転を停止した。 |
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1996年6月1日 |
次亜塩素酸ナトリウム、塩素 |
有毒物の漏えい |
医薬品研究向けの化学薬品を製造していた工場で、次亜塩素酸ナトリウムの入ったタンクが割れて、塩化水素を通すパイプの上に倒れた。これが原因で塩化水素が漏れ出した。従業員77名が負傷し、その内1名は重傷であった。 |
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1996年6月1日 |
次亜塩素酸ナトリウム、塩素 |
有毒物の漏えい |
次亜塩素酸ナトリウム溶液6,000Lの入った縦型貯蔵タンクから漏えいした。タンク上部にひびが入って、塩酸を流したパイプが損傷した。塩素ガス雲と副生成物が生成された。漏えい原因はタンクにつないだ部分に欠陥があったためと推定された。70名が治療を受け、その内4名が入院し、周辺の植物へ影響が見られた。 |
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1996年5月27日 |
炭化水素 |
人為的なミス |
石油化学工場で反応装置から炭化水素が漏えいして火災を起こした。消火後、脱硫ユニットの予熱炉につないだ配管の出口で爆発が発生して火災を起こした。二回目の火災は直ぐに消された。事故原因は従業員の操作ミスと推定された。従業員1名が顔にやけどを負い他の3名がショック症状または呼吸困難を訴えた。外部の業者の従業員1名が手に軽いけがをした。工場の加熱炉、パイプ、機器類などが被害を受けた。 |
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1996年4月22日 |
(白ワイン) |
運転機械の不具合 |
ワイン製造工場で夜間無人運転中に白ワインが漏えいした。ワインはポンプとパイプによって2基のタンクの間に移送されていたとき、下流のパイプがポンプから外れて568tが河川に流出した。4つの河川(全部で80km)が汚染され、魚7〜9tが死んだ。 |
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1996年4月19日 |
アンモニア |
人為的ミスによる有毒ガスの漏えい |
球形の貯蔵タンクに設けられた水準器のバルブレバーを修理中に、スピンドルが外れたため、アンモニアが漏れ出した。請負会社の従業員2名が重傷を負ってその後死亡した。 |
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1996年4月19日 |
メタノール、アセトン、酢酸エチルなど |
予測できなかった反応の発生 |
有毒で危険性の高い廃棄物を処理し、廃棄物から溶媒回収を行う工場で、溶媒(メタノール、アセトン、酢酸エチルなど)の蒸留中に爆発が発生した。予測不能の発熱反応で装置内の圧力と温度が上昇したことが原因であった。工場の従業員1名が手にけがをした。蒸留カラム、受容器などが相当な被害を受けたため蒸留プラントの再開は不可能となった。 |
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1996年4月18日 |
マグネシウム、硝酸カリウム、酸化窒素、酸化カリウムなど |
ロケット燃料の爆発 |
シュレッダーでロケット燃料を分解処理する建物で爆発が発生した。直径4mの火の玉が発生し12秒間燃え続けた。この事故でマグネシウムパウダー14kg、硝酸カリウム15kgが燃えて酸化マグネシウム22kgと酸化カリウム8kg、酸化窒素2kgが発生した。1名が負傷し、建物などが大きな被害を受けた。爆発原因は不明であった。 |
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1996年3月15日 |
プロパン |
可燃性ガスの漏えい |
フレキシブルチューブを使用して、プロパン35m3をタンクローリーから工場の施設に移送中、ガスが漏れて蒸気雲が発生した。従業員がすぐに消防に通報した。消防隊が現場に到着した直後に爆発が起き、続いて火災が発生した。消防隊員2名、従業員1名が重傷を負って入院したが数日後に死亡した。他に消防隊員10名、従業員2名が重軽傷を負った。施設の建物の一部が崩壊し荷降ろし用の設備などが被害を受けた。 |
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1996年2月28日 |
次亜塩素酸カルシウムとトリクロロシアン酸 |
有毒煙の漏えい |
次亜塩素酸カルシウムとトリクロロシアン酸を含む各種化学薬品を貯蔵しているセンターで大火災が発生した。化学薬品が燃えて有毒の煙が発生した。消火水が化学薬品とともに港湾域に流れ込んで水を汚染した。事故原因は調査中であった。 |
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1996年2月8日 |
アンモニア |
可燃性ガスの漏えい |
飲食品製造工場で冷凍設備からアンモニア400〜700kgが漏えいした。原因はアンモニアポンプの整備不良であった。従業員2名、消防隊員1名が負傷した。 |
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1996年1月27日 |
3-(4-イソプロピルフェニル)-1,1-ジメチルウレア) |
除草剤の漏えい |
真空乾燥機から、イソプロツロン(尿素系除草剤 )[3-(4-イソプロピルフェニル)-1,1-ジメチルウレア)]1tが漏えいした。原因は作業するのに不便であると思い乾燥機のフィルターを、作動中に開いたためである。工場は被害を受け、従業員3名が入院した。施設の周辺30haにわたって水と土地が汚染された。 |
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1996年1月21日 |
塩素ガス |
有毒物の漏えい |
腐食したパイプから塩素が漏えいし、発生した蒸気雲は村中に広がっていった。加熱された塩素(原因不明)がスチール製パイプと反応してパイプを腐食させた。従業員6名と施設外の7名が塩素中毒になり、パイプとこれにつないだポンプが破壊された。環境影響などは調査中であった。 |
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1995年11月3日 |
硫化水素 |
有毒ガスの漏えい |
パルプ製造工場で、有毒の硫化水素がパイプラインの連結部から漏えいした。メンテナンス作業を行っていた従業員が硫化水素を吸って死亡した。 |
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1995年7月29日 |
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有害化合物の漏えい |
フェノール樹脂を製造する工場で重合反応が暴走したため、反応槽に設けられた円盤部に亀裂が発生して反応物の一部が漏えいした。周辺の農園とトウモロコシ畑が汚染された。 |
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