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事故事例情報

欧州重大災害危険委員会MAHBの事故データベースMARS

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日時 物質名 原因 概要 詳細
2000年8月1日 (肥料、除草剤など) 溶接の火花による着火 肥料、除草剤を含む多数の日常品の倉庫で火災が発生した。原因は屋根の修理中に作業員の不注意から溶接火花が飛び、火災を引き起こしたことによる。消防隊員37名が消火活動にあたったが、7名が入院した。肥料、除草剤によって汚染された消火水が飲料水貯蔵タンクに影響を与える懸念があった。 リンク
2000年7月24日 エタノール 落雷 砂糖の精製、蒸留工場で火災・爆発が発生した。96%エタノール1,000m3が入っていたタンクの屋根に落雷があり爆発したためと推定される。しかし、正確な原因は不明である。 リンク
2000年6月15日 殺虫剤 原因不明 殺虫剤合成工場で、トルエン溶液から生成物を取り出す遠心分離作業中に火災が発生した。原因は調査中であるが、作業員1名が熱ショックで死亡した。合成建物内の反応器、機器類などが被害を受けた。 リンク
2000年6月10日 可燃性炭化水素 可燃性物質の漏えい 石油精製工場の流動層触媒を用いたプラントから可燃性炭化水素11.5tが漏えいして引火、火災を引き起こした。分留カラムと回収カラムをつなぐラインの溶接部分が振動疲労のため脱落したことが原因であった。工場は大きな被害を受けたが負傷者はなかった。火災によって排出された石綿断熱材が工場の周辺地域に影響を与えた可能性がある。 リンク
2000年5月13日 花火 原因不明 花火貯蔵倉庫で火災が発生して3回爆発した。事故原因は不明であるが、消防隊員4名を含め18名が死亡し946名が負傷した。その他3名が行方不明になり、民家400軒が破壊された。花火材料に含まれる重金属が環境影響を与えたと考えられる。 リンク
2000年5月12日 重金属、鉛、PCB、ダイオキシン 原因不明 化学薬品廃棄物の貯蔵倉庫で火災が発生した。重金属、鉛、PCB、ダイオキシンを含有する有害な蒸気雲が発生した。火災原因は不明であったが、熱または反応不完全の廃棄物によるものと考えられる。周辺地域の牛から搾られた牛乳が廃棄された。 リンク
2000年5月11日 p-ニトロアニリン、二酸化窒素 高反応性物質の生成による火災 染料合成プラントで火災が発生した。p-ニトロアニリンのジアゾ化反応を行ったとき、反応槽の上層部にたまったp-ニトロアニリンが二酸化窒素ガスと反応し、反応性の非常に高い生成物ができたことが原因で火災が発生した。物的損害は約100万ユーロであった。 リンク
2000年5月9日 硝酸、フッ素酸 貨車の脱線 化学薬品を積んだ貨車が脱線して火災を起こした。硝酸を積んだ4台の貨車のうち、3台がばらばらになり硝酸が漏えいした。フッ素酸を積んだ貨車からの漏えいはなかった。近くの池が汚染され、周辺住民に対する予防措置が行われた。 リンク
2000年4月8日 弾薬 原因調査中 バンカーで弾薬(Hexogen)の破棄作業中に爆発事故が起こった。作業員1名が死亡し1名が負傷した。弾薬の数量は不明であった。 リンク
2000年3月29日 青酸ガス パイプの破裂により有毒ガスの漏えい プラスチック、ゴムの製造原料であるアジポニトリルを合成していた工場から青酸ガス約59kgが大気に漏えいした。原因はアンモニアとメタンから青酸を合成する工程で、青酸を流すパイプが破裂したためである。負傷者および環境影響は見られなかった。 リンク
2000年3月21日 硝酸、ゴム化合物 原因不明 ゴム化合物を製造していた工場で火災が発生した。工場の一部は破壊され、線路の貨車から一部の硝酸が漏えいした。車両の運転手を含めて4名が気分が悪いと訴え、その内1名が入院した。近くにいた3頭の牛が死んだ。河川水への影響はなかった。 リンク
2000年3月17日 ペンタン 可燃性物質の漏えい 発泡体製造プラントで供給パイプからペンタンが漏えいした。安全管理システムが不調であったため、爆発前にペンタン数千Lがすでに地下に流れ込んでいた。工場の関係者によるとペンタン14,000Lを失ったがそのうちどのぐらいが蒸発していたかはわからなかった。 リンク
2000年3月8日 塩化水素 有害物の漏えい 塩化水素回収工場から塩化水素0.2〜0.5tが漏えいした。塩化水素の蒸気雲は住宅地区の方へ広がった後上空で消散した。漏えいの直接原因は、酸滴分離カラムと塩化水素脱着カラムをつなぐライン上のふいご状の部分が破裂したためである。ラインの内部でひどい腐食が発生しており、設計ミスか取付けのときの損傷、適切な保守が行われていなかった等が原因として推定された。周辺住民10名が眼の痛みを訴えた。 リンク
2000年2月21日 (溶融金属) 溶融金属の噴出し 鋳物工場の溶融炉で爆発が発生した。金属インゴットを製造中に溶融金属と熱いダストが噴出して爆発を引き起こした。従業員6名が入院したが、その内2名は大やけどであった。 リンク
2000年2月19日 硝酸 劇物の漏えい 除草剤PENDIMETHALINの製造工場で中間体のジニトロ化反応中に蒸留カラムの底部と硝酸溶液の再沸騰容器から爆発、火災が発生した。近くに停まっていたタンクローリー2台のうち、40%硝酸を積んだタンクローリーがこの爆発によって飛ばされて別の空のタンクローリーに衝突した。硝酸の入っていたタンクが破裂して硝酸が漏えいした。爆発によってカラムから漏えいした生成物と残留物が消火水で洗浄され、緊急用の池に集められた。ニトロ化反応を行っていた施設の機器類などが被害を受けた。 リンク
2000年1月20日 硫化二塩素(SDC)、二酸化硫黄、塩化水素 有毒化合物の漏えい 合成反応を行うために、ニ塩化一硫黄(SDC)を特別に設計したスチール容器から計量ポットにポンプで移したところ、数分後、ライン排気口から煙が発生した。この煙にはSDCと水の発熱副反応による有毒の二酸化硫黄と塩化水素(とSDCの一部)が含まれていた。原因は計量ポット内に先に仕込んだモノクロロベンゼンにかなりな量の水が混入していたためである。工場の被害は小さかった。 hリンク
2000年1月20日 (ゴム) 溶融金属の破片によるゴムの熱分解 ゴム化合物を製造していた工場で火災が発生した。工場の一部は破壊され、約1,415tのゴムが燃えていた。消防隊員9名が負傷した。事故原因は溶融金属の破片によってゴムが引火、燃焼して火災を引き起こしたと推定された。 リンク
1999年12月20日 シアン化水素 有毒物の漏えい 貯蔵タンク、ケミカルタンカーのシステムから漏えいした液体のシアン化水素(HCN、0.1t以下)を検査していた従業員1名が、シアン化水素に曝露され死亡した。従業員が漏えい場所までどのように行動したか明らかでないが、防護服を着用していなかったため皮膚から吸収し死亡したと思われる。漏えい原因はパイプのバルブの隔離が不十分であった。環境被害はなかった。 リンク
1999年12月12日 (油) 油の漏えい タンカーが、39,000tの油を積んでフランス沖を航行中に2つに割れた。船員26名がヘリコプターによって救助され、6名は入院した。その後、悪天候のため船は沈没し、3/4の油が海に流出した。400kmにわたって海岸線は汚染され、100,000羽の鳥が死に、150haのカキ養殖場が大きな被害を受け閉鎖された。事故原因は船舶の機械的故障、または人為的ミスであると推定される。 リンク
1999年12月12日 天然ガス ガス漏れ 貯蔵容器から天然ガス40tが漏えいした。水シールのリベットが腐食したことが原因であった。ガスが風とともに3〜4マイル(約5〜6.5km)の地点まで流れたが引火しなかった。環境被害はなかった。 リンク
1999年12月10日 炭化水素 可燃性物質の漏えい ガソリンとディーゼル油のタンクからの廃水を貯蔵するタンクで、炭化水素 20m3が漏えいした。炭化水素の一部が蒸発し、その蒸気雲がちょうど近くを通った2台のタンクローリーによって引火して爆発した。さらに2回続いて爆発が発生した。直後、貯蔵タンクと近くのタンクの屋根から火災が発生した。貯蔵タンクの着氷を防ぐためにタンクの底に設置されたスチーム熱交換機を用いてタンクを20〜30℃に加熱していたが、この水の過熱が原因で炭化水素が排出穴を通して漏えいした。タンクローリーの運転手2人が負傷した。この2台のタンクローリーと工場内の貯蔵タンクが被害を受けた。 リンク
1999年11月12日 (爆発性ガス) 爆発性のガスと空気の混合物による爆発 60%の硫酸に溶解した塩化鉄150kgを使い、貯蔵所から混合槽に移した12tの廃水を処理しようとpH調整中に爆発した。被害状況から、混合槽内に発生した爆発性の蒸気-空気の混合物による爆発と結論づけられた。作業員1名が爆発で死亡した。 リンク
1999年11月7日 金属ナトリウム 発火性化合物の漏えい 溶融ナトリウム金属17tの入っていたタンクから1〜4tが漏出して引火した。固化したナトリウムで詰まったバルブを貫通させるため、作業員が加熱棒をバルブの入口に挿入したとき、ナトリウムが加圧したタンクから噴出した。火災の拡大を防ぐため消防隊員はタンクに塩をかぶせたが、タンクの被害は大きかった。周辺住民には外出しないよう警告が出された。 リンク
1999年11月2日 塩化水素、二酸化炭素など 有毒物の漏えい 2-クロロ-5-クロロメチルチアゾールとジメチルカーボネートの75%溶液20tを貯蔵していたタンク内で想定外の反応が起こり、反応生成物の塩化水素、二酸化炭素などがタンクから漏えいした。事故原因と漏えい量は不明であった。環境影響は見られなかった。 リンク
1999年8月31日 (可燃性ガス) ガス爆発 プラスチック原料製造工場でパイロットプラントからガス爆発が発生した。反応槽の出口のバルブが詰まっていたため作業員2名がこれを外したときに爆発が発生した。2名が大やけどを負い、内1名は数日後に死亡した。事故原因は調査中である。 リンク
1999年8月25日 ガソリン 可燃性物質の漏えい 工場内の貯蔵タンクから工場外の公共貯蔵施設にハイオクタンガソリンを移送中、移送設備からガソリンが漏えいして引火し火災を起こした、原因はポンプとパイプまたはその接続部分に欠陥があったためであった。従業員2名が大やけどをして翌日死亡した。工場のポンプ室と周辺のパイプが完全に破壊された。 リンク
1999年8月9日 一酸化炭素, 二酸化炭素, 水素, 窒素 有毒ガスの漏えい 溶鉱炉の不用ガス処理システムから有毒ガス94tが漏えいした。このガスには一酸化炭素21%, 二酸化炭素21%, 水素4.5%, 窒素53.5%が含まれていた。事故原因はバルブ上のシールに亀裂が発生したためであった。200m先の発電所付近で一酸化炭素の濃度は400ppmであった。 リンク
1999年7月27日 糖蜜 食材の漏えい 食品製造プラントから糖蜜が漏えいした。貯蔵タンクが腐食したのが原因であった。糖蜜が周辺の池や水路に流れ込み魚が死んだ。 リンク
1999年7月21日 シアン化ナトリウム 有毒化合物の漏えい 貯蔵タンクから16,561tの30%シアン化ナトリウム水溶液が放出された。原因はタンク製造時に生じた溶接スラグ含有物の腐食により漏えいを引き起こしたためである。漏えいしたシアン化ナトリウムの内、4,260tは回収されたが残りの12,301tは河川に流出した。河川への廃水を止めシアン化ナトリウム濃度を測定したところ、環境影響はなしとの結論に達した。 リンク
1999年7月13日 LPG、ヒドロフルオロアルカン ガスの漏えい 各種エアゾール缶の貯蔵倉庫で火災・爆発が発生した。エアゾール推進剤はLPG(85%)とヒドロフルオロアルカンで、製品として33tに達していた。火災原因は、漏えいするため返却されてきたエアゾール缶の1個が荷台から落ち、通りかかったフォークリフトに押しつぶされ、缶から漏れ出したガスに引火したためと推定される。従業員1名、消防隊員4名が負傷した。消火水は保存タンクに流したので、環境影響はなかった。 リンク
1999年7月11日 2-アゾビス-メチルブチロニトリル 熱的不安定物質の爆発 2-アゾビス-メチルブチロニトリルの製造施設で爆発が発生した。この物質が熱的に不安定であるため、事故は製品の乾燥工程で発生した。爆発で貯水器、乾燥器、フィルターなどに被害が出た。従業員の交代中に事故が発生したため負傷者はなかった。環境影響もなかった。 リンク
1999年7月10日 イソドデカン 可燃性液体の漏えい エチレンオキシド製造工場からイソドデカン(加熱媒体して)23tが漏えいして引火した。過剰の振動によって循環ポンプの吸引部が故障したことが原因であった。消防隊員2名が軽傷を負った。環境影響はなかった。 リンク
1999年6月15日 リン酸ナトリウム、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド 人為的ミス クリーニング関連製品の工場から化学薬品を流出した。従業員1名が容器を空にするためにソーダ、リン酸ナトリウム、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒドなどを河川に流した。この事故により10kmにわたって川下の魚が死んだ。 リンク
1999年6月14日 (粉塵爆発) 粉塵と酸化性の強い硫化鉄の接触による引火 硫黄化合物の製造工場で粉塵に引火し、2回爆発が発生した。乾燥器とサイロが燃えて洗浄水の通ったパイプも破壊された。原因は硫黄、硫黄化合物を鉄製タンクに保管中に、反応して硫化鉄を生成し局部的に発熱したため。他の粉末がこの非常に強い酸化性の硫化鉄と接触して引火した。 リンク
1999年6月9日 不明 反応の暴走 化学工場で大きな火災・爆発が発生した。爆発原因は反応暴走と推定される。作用員1名が死亡し、反応槽、数台のポンプと関連設備が破壊された。 リンク
1999年5月13日 エチレン 可燃性ガスの漏えい エチレンパイプライン上のガスメーターを取り除いたとき、直径13mmの穴ができたためエチレン(0.8〜1.2t)が漏えいし、引火した。従業員1名が鼻の骨を折り、パイプラインが大きな被害を受けた。 リンク
1999年5月7日 トルエンジイソシアナート(TDI) 有毒物の漏えい ポリウレタン製造プラントからトルエンジイソシアナート(TDI)450Lが流出した。原因はTDI供給ポンプに取り付けられた回転軸のオイルシールに欠陥が生じ機能低下したためと推定される。流出したTDIは防液堤で止まった。関係者は避難したが、その内1名が呼吸困難を訴えた。 リンク
1999年5月5日 トシルオキシム 原因不明 医薬品製造工場でフレコン(粉末や粒状物の荷物を運搬するための袋状の包材)からトシルオキシム250kgを反応器に入れるとき、中程度の爆発が発生した。コンテナーの底で閃光が発生した。メチルピリジンケトンとアセチルピリジンから合成されたこの物質は粉末状で可燃性が高い。爆発で発生した煙は1,700m先まで広がり、従業員1名が負傷したが、周辺水域の汚染はなかった。 リンク
1999年5月4日 塩化ビニルモノマー 有害物の漏えい 改良したばかりの工場で重合装置から塩化ビニルモノマー0.5tが漏えいした。原因は設計不良、従業員の訓練不足、操作ミスなどが重なったためと推測された。負傷者はなかった。 リンク
1999年4月23日 リン酸 貯蔵タンクの設計ミス 直径8m、高さ9m、厚さ8mmの鉛張りのスチール製貯蔵タンクが割れ、450m3のリン酸が流出した。コンクリートで強化された防液堤に溜まったので、環境影響は少なかった。タンクの形状に問題があった。 リンク
1999年4月14日 トルエンジイソシアナート(TDI) 操作手順の指示の不十分 研究室で200Lのトルエンジイソシアナート(TDI)の入った容器から金属製コンテナーに移送中、TDIが水と反応して煙が発生した。この反応を抑えるために作業員がおがくずをまいたがうまくいかず、部屋のドアを開き砂をまいて消した。隣接工場の従業員4名が頭痛を訴えていた。事故原因として操作手順に問題があると考えらている。 リンク
1999年3月23日 亜塩素酸ナトリウム、塩化鉄、塩素、二酸化塩素 化合物の混合ミス 化学薬品倉庫に亜塩素酸ナトリウムを搬入するとき、誤って塩化鉄の入っていたコンテナに入れてしまった。これが原因で、激しい爆発を引き起こし、塩素と二酸化塩素の蒸気雲が発生した。保管されていたいくつかの薬品が少量、河川に流出したが、環境影響は少なかった。従業員2名と消防隊員1名が軽傷を負った。 リンク
1999年3月15日 (溶融鉄) 原因不明 製鋼所で240tの溶融鉄の入っていた溶鉱炉が爆発した。冷却用トーラスから水が漏れた。従業員7名が負傷し、その内1名は大やけどを負い、設備がかなり被害を受けた。 リンク
1999年2月28日 原油 可燃性物質の漏えい 容量100,000tの浮動屋根タンクから原油15.5tが流出した。このタンクの原油は潤滑油と石油燃料の製造に使われていた。原因はタンクの底に腐食が発生したためと推定された。火災も負傷者もなかった。 リンク
1999年2月19日 ナフサ、灯油、ガスオイル 可燃性物質の漏えい 石油精製工場内の原油蒸留ユニットからナフサ、灯油、オイルが漏えいして総量100m3に引火し火災を起こした。従業員1名がやけどを負った。蒸留ユニットのパイプ、ポンプ、機器類などが被害を受けた。事故原因は調査中であった。 リンク
1999年1月19日 (炭化水素) 人為的ミスによる可燃性物質の漏えい 貨車から石油精製プラントに移送するとき、飽和炭化水素19tが流出した。この炭化水素にはわずかにベンゼンが混入していた。原因は作業員の操作ミスで、バルブ1個を閉めなかったためである。火災も負傷者もなかった。 リンク
1998年11月23日 ガソリン 可燃性物質の漏えい 天候が悪化する中、オイルタンカーから海岸停泊施設にガソリンを移送中に漏えいした。停泊ブイにつないだロープ2本が切れてタンカーが動き出したため海底のパイプラインが破裂してガソリンが漏えいした。タグボート2隻がタンカーの動きを止めようとしたがうまくいかなかった。漏えいしたガソリンに引火したため15分間燃えた。海底のパイプラインとタグボート1隻が大きな被害を受け、その船員4名が死亡した。 リンク
1998年11月7日 一酸化炭素、メタノール 可燃性物質の漏えい 脂肪酸メチルエステルを試験製造していたプラントで、コンテナから一酸化炭素、メタノールを含んだ中間体が漏れて火災を起こした。消防隊が数時間にわたって消火活動を行った。工場施設などの損害は約290万ユーロであった。周辺で樹木が燃え、消火水による被害が出た。 リンク
1998年10月14日 原油 可燃性物質の漏えい タンカーから石油精製工場内に積み降ろし作業中に原油約210m3が溢れ出して火災・爆発を起こした。規定より2.4倍の排出速度で作業を行ったため原油が流出し、その一部が雨水の排水溝から海岸に流れ込んだ。泡消火剤50,000Lが消火に使用された。重傷を負った作業員2名のうち1名がその後死亡した。工場のチューブ(直径1,200mm、長さ12m)といくつかの監視施設が被害を受けた。事故の消火活動と後処理が素早く行われたので、環境影響は少なかった。 リンク
1998年9月30日 塩素 操作ミスによる毒物の漏えい タンク貨車に液体塩素を入れる施設で薬品が漏えいした。原因はタンクに設置されたバルブの操作ミスで、移送パイプの内圧が上昇したためである。関係者28名が軽い塩素中毒になり、従業員30〜40名が避難した。 リンク

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