地震による米国Alaska州Nikiskiの製油所での原油タンク溢流

トリガー事象:地震(2018/1/23, M7.9)

発災事象:NikiskiにあるAndeavor社Kenaiの固定屋根式原油タンクにスロッシングが起き、タンク上部から約10barrel(1.6m3)の原油が溢流した。

社会影響:なし(防油堤内のみ)

出典:吉田,「2018年に海外で発生したエネルギー貯槽関連事故」,圧力技術,58巻1号(2020)

地震による原油等の流出

トリガー事象:地震(中越沖地震、2007年、震度)

発災事象:埋設配管破断により、原油、油分を含む坑水、可燃性ガスが漏洩

環境影響:河川汚染(原油)、土壌汚染(原油)、大気汚染(可燃性ガス)

社会影響:水田汚染による生活影響

出典:経済産業省,全国鉱山災害事例データベース

地震による工場からの六価クロム漏洩

トリガー事象:地震(東日本大震災)

発災事象:機械器具製造工場からの漏洩(六価クロム)

環境影響:土壌汚染→地下水汚染

社会影響:井戸水の飲料不可

出典:産総研 リレーショナル化学災害データベース「RISCAD」(AIST_RISCAD_自然災害)

地震によるナフサタンクの火災

トリガー事象:地震(十勝沖地震,2003年9月26日,震度5弱)

発災事象:設備損傷、火災(44時間)

環境影響:大気拡散(すす、消火剤の飛散)

健康影響:すす、消火剤の飛散による健康被害

社会影響:長時間火災からの住民不安

製造所等の別:特定屋外タンク貯蔵所
タンク形状:円筒縦置き型浮き屋根タンク
側板高さ:24.39 m
タンク内径:42.7 m
許可容量:32779 kL
発災時の貯蔵量:約26000 kL
設置年:昭和49年

関連資料

地震による塩素の漏えい

トリガー事象:地震(北海道広尾付近、深さ60km)

発災事象:ボンベ転倒による塩素ガスの漏洩(26~7 kg)

環境影響:大気放出

社会影響:風下の住民を避難

出典:高圧ガス保安協会 KHK 事故事例データベース(1970-002)