落雷によるLNGタンクの火災

発生日時:2011/4/11

トリガー事象:落雷

発災事象:製薬会社の薬品製造工場にあるLNGタンクの火災

漏洩物質:天然ガス

社会影響:環境影響(大気)
消防車が出動し,約1時間半後に鎮火。

備考:
東日本大震災による損傷を受けており操業は停止していた。

出典:リレーショナル化学災害データベース「RISCAD」

落雷によるメタノール貯蔵タンクの爆発

トリガー事象:落雷

発災事象:貯蔵タンクの爆発

漏洩物質:メタノール(354t)

社会影響:生活影響(消防活動により一部メタノールが使用不能)

概要:
メタノール354tの入った貯蔵タンクに落雷があり爆発した。消防隊が出動して消火活動を行ったとき、消火水がタンクに混入したためメタノール約8tが使用不能となった。

出典:欧州重大災害危険委員会MAHBの事故データベースMARS

豪雨による天然ガスパイプラインの爆発

トリガー事象:豪雨⇒土砂崩れ

発災事象:土砂崩れによるパイプラインの損傷。天然ガスが漏洩して着火,爆発。

漏洩物質:天然ガス

社会影響:8名が死亡,35名が負傷し,多くの住民が避難。

出典:産総研 リレーショナル化学災害データベース「RISCAD」

雪害により閉鎖された鉱山の廃水が沢に流出

トリガー事象:雪害

発災事象:閉鎖された鉱山の廃水処理施設から鉱山廃水の流出が起きた。廃水にはマンガンや亜鉛などの有害物質が含まれており,近隣自治体の水源となるダムにつながる沢に毎時約48立方mで流出した。

社会影響:環境影響(水質汚染)

出典:産総研 リレーショナル化学災害データベース「RISCAD」

サイクロンにより貨物船から重油が流出

トリガー事象:サイクロン(2009/3/11)

発災事象:オーストラリア沖合で貨物船に積載していた肥料用の硝酸アンモニウムのコンテナ31個が海中に落下した際,燃料タンクが破損した可能性があり,燃料の重油30t以上が流出。

社会影響:周辺の海岸線約60kmが汚染された(環境影響)。

出典:産総研 リレーショナル化学災害データベース「RISCAD」

地震による米国Alaska州Nikiskiの製油所での原油タンク溢流

トリガー事象:地震(2018/1/23, M7.9)

発災事象:NikiskiにあるAndeavor社Kenaiの固定屋根式原油タンクにスロッシングが起き、タンク上部から約10barrel(1.6m3)の原油が溢流した。

社会影響:なし(防油堤内のみ)

出典:吉田,「2018年に海外で発生したエネルギー貯槽関連事故」,圧力技術,58巻1号(2020)

PCADeridder製紙工場での非凝縮性ガスシステムの爆発

日時:2017/2/8
地名: DeRidder, Louisiana州
物質名:可燃性テレピン油ガス
原因:タンク内が爆発限界域となっていたところに溶接工事の火が引火し爆発
概要:
ルイジアナ州デリッダーにあるPackaging Corporation of Americaの施設で爆発が発生し、3人の請負業者が死亡、7人の請負業者が負傷した。死亡した請負業者は、可燃性雰囲気のタンクの近くで熱間作業を行っていた。

https://www.csb.gov/packaging-corporation-of-america-hot-work-explosion-/