日時 |
地名 |
物質名 |
原因 |
概要 |
詳細 |
2002年12月11日 |
Cincinnati, Ohio州 |
硫化水素ガス |
有毒ガス発生 |
危険物処理工場でメンテナンス作業員1名が廃棄処理槽から発生した硫化水素を吸って倒れたが、すぐに安全なところに移されたため助かった。他の負傷者や施設の損害はなかった。 |
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2002年10月13日 |
Pascagoula, Misssissippi州 |
モノニトロトルエン(MNT) |
可燃物漏れ |
化学工場における蒸留塔の中で猛烈な爆発が発生して広範囲にわたって破片が飛び散った。制御室にいた従業員が割れたガラスによって負傷した。爆発破片によって穴が開いたニトロトルエン貯蔵タンクが火災を起こし、火災が数時間続いた。 |
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2002年9月17日 |
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反応性化合物 |
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反応性化合物を原因とするMorton International社工場内での火災事故を調査した結果に基づき、CSBは全米規模で反応性化学薬品の危険性について詳細に調査することに乗り出した。この調査の目的はこのような事故を低減させるガイドラインを作成することにあった。 |
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2002年8月14日 |
Festus, Missouri 州 |
塩素 |
有毒ガス漏れ |
貨車から荷降ろし中に、塩素を移すホースが破裂した。塩素が漏れ、その量は最終的に48,000ポンドに達した。作業員3名と住民63名が病院で手当てを受けた。 |
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2002年5月1日 |
Brazoria County, Texas州 |
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可燃物発火 |
Tモーターオイルとその他の車製品を混合・充填する施設で火災が発生した。この施設は火災の拡大を防ぐ設計をされておらず消火設備もなかった。消防隊が努力したが、1.2百万ガロンの可燃物及び可燃性液体が燃えて施設は全滅した。周辺住民の数百名は避難し、地元の学校が閉鎖された。煙と消火水のため大掛かりな環境クリーンアップが必要となった。従業員、消防員に負傷者はなかった。 |
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2002年4月25日 |
New York, New York州 |
(硝酸と可燃性液体) |
廃棄化学薬品の混合による爆発 |
表示板製造工場で、廃棄化学薬品間で反応して爆発が起こった。工場の14名を含む関係者36名が負傷して病院で手当てを受けた。爆発は商用建物の地下室から発生して5階まで被害が広がった。 |
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2002年1月16日 |
Pennington, Alabama州 |
硫化水素ガス |
有毒ガス漏れ |
Georgia-Pacific社における排水路から高い毒性をもつ硫化水素が発生した。近くで作業していた数名が毒ガスにさらされ、建設会社から派遣された作業員2名が死亡した。同社の8名と輸送会社の1名が負傷した。病院へ負傷者を輸送した救急隊員に硫化水素中毒の症状が出た。 |
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2001年7月17日 |
Delaware City, Delaware州 |
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修理中のタンクからの火花 |
製油所で爆発が起こった。硫酸貯蔵タンク上の通路を修理中に火花が発生してタンク内の可燃性蒸気の引火を起こした。腐食などが原因でこのタンクは崩壊した。硫酸がかなり周辺環境に漏れた。 |
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2001年3月13日 |
Augusta, Georgia州 |
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反応器の操作ミス |
熱いプラスチックの入った反応器を開いた際に、部分的にあいていた反応槽の蓋が飛んで熱いプラスチックが放出された。この原因で、従業員3名が死亡した。従業員は反応器が加圧されたことを知らなかった。放出時の圧力により、近くのパイプが割れ、パイプから漏れた熱い液体に引火して火災を起こした。 |
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2001年2月2日 |
Chesterton, Indiana州 |
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可燃性液体漏れ |
製鉄所で火災が発生した。機械装置組立て工1名と請負業者監督者1名が死亡した。製鉄所の従業員4名が負傷し、そのうち1名が重傷であった。退役炉に導いた石炭炉ガスパイプについたスリップブラインドと壊れたバルブを除去中に、可燃性液体が漏れて引火した。 |
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1999年2月23日 |
Martinez, California州 |
ナフサ |
可燃物漏れ |
石油精製工場における原油設備から火災が発生した。作業員が高さ150フィートの分留塔でパイプを交換中に、ナフサが熱い分留器に流れ込んで引火した。作業員5名が火炎に呑み込まれ、4名が死んだ。残りの1名は重傷を負った。 |
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1999年2月19日 |
Allentown, Pennsylvania州 |
ヒドロキシルアミン |
化学薬品爆発 |
化学薬品製造工場で従業員がヒドロシルアミンと硫酸カリウムの水溶液を蒸留中に、数百ポンドのヒドロシルアミンの入った反応槽が爆発した。この施設で初めて商業向けのこの溶液を製造したときだった。高温と高濃度のため、処理タンクと関連パイプ内のヒドロシルアミンが爆発的に分解した。従業員4名と関連企業の管理者1名が死亡した。他の従業員2名が中程度以上の負傷をした。周辺住民も負傷した。工業団地内の他の建物が相当な被害を受け、周辺家屋数件で窓ガラスが粉々になった。 |
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1998年4月9日 |
Albert City, Iowa州 |
プロパン |
ガス爆発 |
農場で18,000ガロンのプロパンタンクが爆発した。ボランティア消防員2名が死亡し、緊急対応隊員7名が負傷した。この爆発が原因で、いくつの建物が被害を受けた。 |
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1998年4月8日 |
Paterson, New Jersey州 |
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可燃物漏れ |
染料Automate Yellow 96の製造工場で反応が暴走して爆発、火災を起こした。2000ガロンの反応槽の内圧が急激に上昇して可燃物が放出した。従業員9名が負傷した。 |
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1998年3月27日 |
Hahnville, Louisiana州 |
窒素ガス |
窒素窒息 |
Union Carbide社の工場内で窒素ガスによって従業員1名が窒息して他の1名が重傷を負った。不可視光検査のため、大きく開いたガスパイプの端に増設された暫定の囲い地で事故が起こった。パイプが窒素で置換されていたために従業員の周りでは酸素の少ない状況が生じたことを知らなかった。 |
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1998年3月4日 |
Pitkin, Louisiana州 |
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可燃物漏れ |
Sonat Exploration社の工場で、容器の故障の原因によって火災が発生した。プラントの立ち上げの際に、調圧システムが正常に機能しなかったため、内圧が上昇して容器を破裂させた。可燃物が噴出して引火した。プラントは相当な損害を受け、容器の近くにいた従業員4名が死亡した。 |
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1998年1月7日 |
Mustang, Nevada州 |
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軍需品再生工場爆発 |
軍需品再生工場で爆発が2回続いて発生した。工場は破壊された。死者4名、負傷者6名。 |
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