日時 |
地名 |
物質名 |
原因 |
概要 |
詳細 |
2005年6月24日 |
St. Louis, Missouri州 |
プロピレン |
ガス爆発 |
ガス再充填プラントにある数千本の可燃性のガスシリンダーで火災が広がった。多くのシリンダーが爆発し、打ち上げられて周辺地域に落ちた。住宅、建物、車が大きな被害を受けた。小さな火災がいくつか起きた。 |
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2005年3月23日 |
Texas City, Texas州 |
炭化水素 |
反応塔内圧の急激な上昇 |
精油所で数回の爆発が続いて発生した。事故は炭化水素異性化反応を再開させた際に起こった。原因は蒸留塔内に炭化水素が溢れて圧力が急激に上昇したためであった。 |
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2005年1月25日 |
Perth Amboy, New Jersey州 |
アセチレンガス |
ガス爆発 |
アセチレン製造工場でガス爆発が起こった。作業員3名は死亡した。爆発はアセチレン発生装置からの液体廃棄物を貯蔵した6個の大きなタンクの近くにあった木造物置から起こった。この工場はアセチレンを製造、再充填、配給したものであった。 |
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2004年12月3日 |
Houston, Texas州 |
へキサン等の可燃性物質 |
タンク爆発 |
ポリエチレンワックス製造工場内の貯蔵タンクが爆発した。この爆発は大きな火災を起こし、工場から20マイル離れたところまで感知された。火災が数時間続いた。緊急出動した消防署署2名が負傷した。近くの教会、学校、社交クラブでは建物の窓ガラスがわれて壁にひびが入った。 |
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2004年10月1日 |
North Carolina州, Kentucky州, Indiana州 |
(可燃性粉体) |
粉体爆発 |
可燃性粉体の爆発が主要な3つの都市(North Carolina, Kentucky, Indiana)で起こった。全部で14名が死亡した。建物など相当な損害を受けた。CSBがこれらの事故原因を調査することに乗り出し、また、類似の事故を防止するために、可燃性粉体を扱う事業所にはガイドラインを提示する予定であった。 |
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2004年8月19日 |
Ontario, California州 |
エチレンオキサイド |
ガス爆発 |
医療用具製造工場におけるエチレンオキシド滅菌室内と関連の熱酸化処理設備で爆発が起こった。従業員4名は軽負傷を負って、工場が使用不可能となった。 |
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2004年4月23日 |
Illiopolis, Illinois州 |
塩化ビニル |
可燃性ガスの引火・爆発 |
ポリ塩化ビニル製造工場で可燃性塩化ビニルガスが漏れて爆発を起こした。周辺住民が全員避難した。火災は数日間続いた。 |
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2004年4月12日 |
Dalton, Georgia州 |
アリルアルコール |
反応器の過熱 |
化学薬品製造工場で反応槽が過熱して有毒なアリルアルコールの蒸気が放出した。この煙が原因で154名が現地の病院で手当てを受け、周辺住民には避難命令が出た。プラント近くの植物と水生生物は全滅した。 |
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2004年4月8日 |
Gallup, New Mexico州 |
ガソリン |
操作ミス |
製油所内の可燃性ガソリンが漏れて引火した。整備員が故障したポンプを撤去する際に、蒸留カラムとポンプの間の遮断バルブがわからないまま開いたため、ガソリンが漏れて爆発を起こした。 |
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2003年11月17日 |
Glendale, Arizona州 |
塩素ガス |
ガス漏れ |
塩素ガス再充填施設でガス漏れが発生した。貨車からの荷卸し作業中に、ガスの再捕捉装置から塩素ガス蒸気が漏れた。原因はこの装置に用いられたガス吸着剤がなくなったためであった。警察隊10名を含む14名は塩素ガスにより負傷した。 |
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2003年10月29日 |
Huntington, Indiana州 |
アルミニウム粉末 |
金属粉末爆発 |
鋳造アルミニウム製車輪の製造工場で爆発が数回発生した。車輪製造工程における副産物である可燃性アルミニウムがたまっていたため、爆発が拡大された。従業員2名が大やけどを負い、1名はまもなく死亡した。他に1名が負傷した。 |
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2003年9月21日 |
Miami Township, Ohio州 |
酸化窒素(NO) |
蒸留塔の爆発 |
研究と医療用の酸素、窒素同位体製造工場で大爆発が起こった。地下の蒸留塔が破壊され、従業員1名が負傷した。この事故が原因でCO ガスの入ったパイプにひびが生じた。念のため周辺住民2,000名が避難した。 |
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2003年7月20日 |
Baton Rouge, Louisiana州 |
塩素ガス |
ガス漏れ |
冷却剤製造工場から塩素ガスが漏れた。従業員4名が病院で手当てを受けた。工場から半径800mの範囲の住民は、外出しないよう勧告された。7月29日には同工場で五塩化アンチモンボンベから内容物が大気に放出し、従業員1名が死亡した。また、8月13日には従業員2名がフッ化水素酸に暴露され、1名が病院で手当てを受けた。 |
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2003年6月25日 |
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窒素ガス |
窒素による窒息事故 |
1998年3月にUnion Carbide社に窒素による窒息事故が起こった後、CSBは類似の事故の原因などを全国的な規模で調査した。1992−2002年の間に、このような事故は米国では85件が発生したことがわかった。全部で80名が死亡、50名が負傷した。窒素による事故を防ぐために、CSBがガイドラインを作成し、関連の事業所に提示した。 |
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2003年4月11日 |
Louisville, Kentucky州 |
アンモニア |
ガス漏れ |
カラメル着色剤製造工場で、製造工程が進行中に容器の内圧が急激に上昇したため、アンモニア水溶液が噴出した。工場は大損害を受け、従業員1名が死亡した。 |
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2003年2月20日 |
Corbin, Kentucky州 |
フェノール樹脂粉末 |
樹脂粉末の引火爆発 |
車製造向けのガラスファイバー断熱材製造工場で爆発、火災が起こった。従業員7名が死亡し、工場が被害を受けた。生産区域に溜まっていたフェノール樹脂の埃が電気炉の誤作動によって引火して爆発を起こした。 |
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2003年2月7日 |
Cranston, Rhode Island 州 |
(硝酸銀) |
換気システム内の危険物蓄積 |
貴金属処理用の化学薬品製造工場で爆発が起こった。数台の反応槽に繋いだ換気システムのメンテナンス作業中に爆発が発生した。長年にわたり、複数の化学物質が換気システム内にたまったことが爆発の原因であった。作業員1名が重傷を負った。 |
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2003年1月29日 |
Kinston, North Carolina州 |
プラスチック粉末 |
粉体爆発 |
ゴム栓及び医療製品を製造した工場で爆発した。製造区内の天井にたまっていたプラスチック微粒子が引火して爆発を起こした。 |
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2003年1月13日 |
Rosharon, Texas州 |
(可燃性ガス) |
ガス火災 |
原油廃棄物処理工場で蒸気が発生して火災を起こした。トラック2台から可燃性ガスを含んだ濃縮廃棄物を排出中に火災が発生した。従業員2名とトラック運転手1名がやけどを負い死亡した。他の従業員4名が大やけどを負った。 |
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2003年1月2日 |
Gnadenhutten, Ohio州 |
ベンゾイルパーオキサイド |
過酸化物爆発 |
過酸化物製造設備で200ポンドのベンゾイルパーオキシドの入った真空乾燥機が爆発した。従業員が粉状のベンゾイルパーオキシドを乾燥している最中に爆発、続いて火災が起こった。製造設備は破壊され、従業員1名が軽傷を負った。 |
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