Activity Report

2025.11.10 国際ネットワーク

H2 industry Norway–Japan Workshopを横浜で開催しました。

「H2 industry Norway–Japan Workshop」を、2025年9月6日火曜日、横浜で開催しました。このワークショップは、ノルウェーやヨーロッパ各地、そして日本の専門家や企業が一堂に会し、鉄鋼、ガラス、アルミニウムなどのエネルギー集約型産業における水素の活用状況や今後の展望について意見を交わす、貴重な機会となりました。

4つのセッションで構成されたこのワークショップの具体的な内容は以下の通り。

セッション1:水素インフラの整備・構築と水素の長期的かつ安定した供給体制や、水素産業のこれからの発展の方向性や展望ついて。
セッション2:製鉄業やガラス製造における水素利用の展望やその導入によって期待される脱炭素化の進展に関する具体的な内容とその際の新しい法整備の重要性について。
セッション3:SINTEF Chiara Caccamo氏、日本製鉄株式会社 堀見泰資氏、AGC株式会社 赤木亮介氏、脱炭素産業熱システム技術研究組合 佐藤順一氏 4人によるパネルディスカッション。
それぞれの専門的な立場からみた産業分野におけるCO2排出削減の現状や課題、最新の技術動向などについて。
セッション4:これからの水素の利用拡大に向けて行われている長期的かつ国際的な共同プロジェクトや、それを支える人材育成、さらに水素社会の実現に伴って生じ得る社会的リスクについて。

このワーキングショップを通して様々な水素技術を知れたことは脱炭素化に向けた取り組みにおいて重要な役割を果たすとともに、交流のさらなる活性化が期待されます。

「Welcome and introduction to the workshop」の様子。
横浜国立大学 梅原学長(左)、Innovation NorwayのPer Christer Lund氏(中央)、ノルウェー科学技術大学 Nicola Paltrinieri 氏と Federico Ustolin氏(右)
パネルディスカッションの様子。