About

ユニット長挨拶

 横浜国立大学は、昭和42年の安全工学科設置、昭和48年の環境科学研究センターの設置に端を発して、爆発・火災の防止、材料・機械システムの安全、環境安全、リスク管理学に関する世界的な研究と教育を先導してきました。安全、安心で強靭な社会を実現するため、社会インフラや産業施設等の脆弱性、安全性を高感度で診断できる手法の開発、実用化と適切な規格基準の設定等で豊富な経験を有する本学では、他に類を見ない取り組みとして、エネルギー備蓄基地の安全診断の手法と規格開発をはじめとして、社会実装を見据えた研究開発を推進しています。

 2015年からは、国立大学改革強化推進事業「世界の持続的発展に資する「リスク共生学」に基づく研究拠点の形成」のもと、安全・安心分野で活発な研究活動を展開してきた本学の全学教育研究施設である安心・安全の科学研究教育センターと産学連携による共同研究を推進してきた共同研究推進センターが母体となり、2015年にリスク共生社会創造センターが設置され、リスク共生学の構築に貢献してきました。

 この度、本学の強みの分野である安全工学分野を、さらに活性化するためリスク共生社会創造センターのリソースを再編し、既存の安全工学の枠組みを超えた新しい研究ユニットを設置することになりました。最新のエネルギーシステム及び未来の社会システムを構築する新しい工学システムの社会実装の推進のに貢献する最先端の安全工学の国際研究拠点として展開していく所存です。

 今後とも皆様の温かいご支援とご協力をよろしくお願いすると共に本ユニットの活動目的に賛同し共に活動していただける方の参加をお待ちしています。

 

次世代工学システムの安全科学研究ユニット長

澁谷 忠弘