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2024.04.10 全体

第14回シンポジウム「リスク共生の視点からみた社会課題と対応」開催報告

 令和6年3月27日(水)に横浜国立大学教育文化ホール大集会室にて、第14回シンポジウム「リスク共生の視点からみた社会課題と対応」を横浜国立大学総合学術高等研究院リスク共生社会創造センターとNPOリスク共生社会推進センターの共同主催により開催しました。

 人口減少社会への対応、気候変動への対応、カーボンニュートラルの実現など、現在の様々な社会課題を解決するためには、多様なステークホルダーの価値観を考慮して対応していくことが不可欠になっています。本センターでは、「リスク共生学に基づく変化に柔軟に対応できるしなやかかつ納得感のある社会の実現」することをビジョンとし、様々な関係機関と連携して目指す社会の実現に向けた社会実装活動を推進しています。本シンポジウムでは、NPO 法人リスク共生社会推進センターとの連携のもと、リスク共生の視点から様々な社会課題について改めて整理して、それぞれの課題について対応していくための方向性を議論しました。

 本シンポジウムでは、澁谷忠弘センター長の開会挨拶を皮切りに、「リスク共生の視点から見た社会課題の概要」(NPO 法人リスク共生社会推進センター 理事長 野口和彦)、「リスク共生社会実現へ向けたエネルギーシステムの社会実装」(横浜国立大学 リスク共生社会創造センター長 澁谷忠弘)の発表があり、続いて、NPOの活動の紹介(司会: 野口和彦)として「新たなリスクコミュニケーションの仕組みについて」(NPO 法人リスク共生社会推進センター 宇於崎裕美リーダー、松永陽子氏、小杉樹彦氏)、「AIと社会のリスク」(NPO 法人リスク共生社会推進センター 鈴木智也リーダー)、「巨大災害への新たな対応の仕組み」(NPO 法人リスク共生社会推進センター 指田朝久リーダー)、「製品安全の捉え方」(NPO 法人リスク共生社会推進センター 岡部知行リーダー)の発表がありました。シンポジウムの後半では、発表を踏まえた「総合討論」(司会: 澁谷忠弘)において、参加者も交えて活発な意見交換や質疑応答が行われました。

総合討論の様子